2020年6月8日月曜日

新16SHOTS建設日記(4) 上座と下座

3月2日、週が明けて、月曜日。この時期、本業のほうで毎週月曜は出張に出ていたのだが、出張先でおととい問い合わせを投げた弁護士事務所から電話が入った。メールに事情を書いたんだが、再度説明して、アポ。出張は泊まりで月、火なので、水曜にしてもらった。
 場所は虎ノ門。最寄りはいま流行の虎ノ門ヒルズ駅だが、このときは開業していないので、内幸町から徒歩5分ぐらいだろうか。


 ブログ消えたーーーーーーーーーーーーー!

 (ここで書き終わったブログが消えました)

 (再開)

 到着したのは虎ノ門法曹ビル。


「等価交換方式で完成させました」ってどういうこと。錬金術か、1玉4円の話してます? 調べると、普通に不動産用語として存在していて、土地のオーナーがデベロッパーに土地を預け、デベロッパーは上物代を出し、その後所有権の割合を決める方式とのこと。なるほど。
 立派な入口だが、要するにシェアオフィスの弁護士事務所版みたいな作り。インターホンで目的の弁護士を呼び出すシステムになっている。iPhoneの修理屋みたいなもんか。

 受付の女性に案内され、応接室に通される。応接室は入って正面にドーンと壁面収納の本棚があって、中には難しそうな法律関係の本がたくさん詰まっている。

弁護士事務所のWebより引用

 この応接室、入口は写真右。受付の女性は「こちらにどうぞ」と、雑に案内をするので、上座(左側)に座ろうとすると……「こちらです!」と、入口に近い方を案内するではないか。え、おれ、客じゃないの?

 しばらくして登場した弁護士はさすがにキッチリした格好をなさっている。持参した資料(これまでの契約書)を見せて、何度目かの説明をする。

「結論からいいますと、違法性はないです」いやいや待って待って、受け入れるにしろ、突っぱねるにしろ、こちらに経済的損失が出るのに、違法性がない?
「双方の合意がないと、新家賃にはなりませんので……。もっとも、合意しない場合は、ここに書いてあるとおり、法的手段となります。まずは調停ですね」
3倍の家賃に合意できるわけがないし、こんな大家は顔も合わせたくないのですが。
「出席せずに、すべて突っぱねることも可能です。その後は裁判になります」
一度の家賃滞納もしてないのに、訴えられるんですか? こちらが?
「そうなります。裁判では、不動産鑑定士という人に依頼して、適正な家賃を決めてもらうことになります」
調べると、この不動産鑑定士、依頼するだけで100万かかるそうで、敗訴した側の支払になるんだそう。

 選択肢として①大家と争って現状維持 ②移転先を探す ③廃業する、の3つがあるわけですが、この時点で①が消えました。どうやっても100万以上のコストが必要で、しかもそれは今後のために一切ならないお金。僕の一番嫌いなお金の使い方です。使うなら未来に生きるお金の使い方が好き(なので、新しいモノを買うのは好きなのです)。
 noteなんかにも書きましたが、③の廃業する、は、結構自分の中では現実的で、体がキツイわりに、ほとんど儲からないことがその理由です。
 しかし、この手紙が届いたときのスタッフすみれの取り乱し様や、お客様たちの居場所、それから、一時閉店を告げたときのSNSでの反応などを見るに、すでに16SHOTSは僕だけでは決められないお店になってしまったのだなあ、と思いました。
 とりあえずこの場はアクションを保留して、また必要だったら相談に来ます、と告げて立ち去りました。

 帰り道に同じ通りにあるお店はビジネス街だからか、いち早く臨時休業となっていた。

 



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